映画・漫画・アニメ

ギルベルトの生存や劇場版の内容予想【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】ネタバレ

ヴァイオレット・エヴァーガーデンとは?

 

ヴァイオレット ・エヴァーガーデンとは、暁佳奈先生が書かれたライトノベルで、第5回京都アニメーション大賞の大賞を受賞しています。

KAエスマ文庫より本編2巻、外伝1巻が発行されており、テレビアニメは2018年1月から全13話(Extra Episodeとして別で1話をカウントすると14話)が放送されていました。

 

物語のあらすじ

 

戦うことしか知らない名前のない少女は、陸軍少佐ギルベルト・ブーゲンビリアに引き取られる。「ヴァイオレット」と名前をつけてもらい、言葉を覚え、軍の規律を覚えた。しかし、知識は増えても命令でしか動けないヴァイオレットには、感情を理解することができなかった。

次第に大きくなっていく戦争で、ヴァイオレットは少佐を守るために両腕を失う怪我をした。少佐も負傷して動けなくなってしまった。それでも少佐を助けたくて、ヴァイオレットは犬のように服に噛み付いて仲間の元に戻ろうと少佐の体を引きずる。

自分のために両腕を失ってしまい、痛みに声をあげるどころか、それでもまだ助けようとするヴァイオレットを見て、少佐は「やめてくれ」と叫びます。

 

君は生きて、自由になりなさい。…心から愛してる。

 

あ、い…愛って何ですか。

 

言葉は覚えても感情がわからない「心のない道具」であるヴァイオレットには、ギルベルトの言葉を理解することができなかった。ヴァイオレットの意識は途切れ、次に目が覚めた時は病院のベッドの上だった。失った両腕は機械の腕になっていた。

 

 

ヴァイオレットはギルベルトの知人である元陸軍中佐のホッジンズが経営するCH郵便社で働くことになる。同じ会社で働くカトレアが手紙の代筆をするのを見て、ヴァイオレットは、代筆業を担当する自動手記人形として働くことをホッジンズに願い出た。

 

 

知りたいのです。「愛してる」を知りたいのです。

 

自動手記人形として働き、そこで出会う人々の心に寄り添いながら、少しずつヴァイオレットは感情を理解していくようになる。主人の命令を聞く「心のない道具」だった少女が、少佐の言葉を理解するために「道具から人」になろうと成長する、そんな物語。

 

原作と違うCH郵便社のメンバー

アイリスとエリカはアニメオリジナルのキャラクターです。原作小説に登場する児童手記人形はカトレアとヴァイオレットだけでした。アニメオリジナルといえば、原作小説ではヴァイオレットが通っていた「ドールのための学校」も出てこないので、ルクリアもいません。

なので、主要登場人物であるカトレアとベネディクトの「原作との違い」を紹介していきます。

 

ベネディクト・ブルー

 

ベネディクトは、原作ではもっと女好きのイメージがあります。アニメではヴァイオレットの着替えシーンを「おいおい!」って赤くなっているシーンがありますが、原作のイメージだと赤くなるどころか普通にガン見してそうです。(そしてそこをカトレアに「あんたなに見てんのよ!」って怒られる。)

原作のベネディクトはヴァイオレットのことを妹のように思っていて、呼び方も「ヴィー」と親しげに呼びます。アニメだと明らかにされていませんでしたが、名前のない元傭兵で、ホッジンズに拾われてCH社で働いています。

 

カトレア・ボードレール

 

カトレアはアニメだと「色っぽいお姉さん」「みんなのまとめ役」「ホッジンズと良い仲」って感じなのですが、原作は見た目はそのままなのですが…「元気いっぱい」「喧嘩っ早い」感じです。もっと幼い感じです。

アニメだと役割があると思うので、カトレアは「まとめ役」としてキャラが設定し直されたのだと思います。私はアニメを見て、原作を読んで…という流れでしたのでカトレアのギャップには結構驚きました(笑)

アニメから原作に入ると驚くのですが…カトレアは原作だと元拳闘士です。(アニメだと踊り子ですけど)

腕力だけなら並の男以上の力を持ち…腕相撲を挑んで勝ちをもぎ取りますし、鉄拳を繰り出します。カトレアが暴れる原作もとても面白いのでおすすめです。

 

ヴァイオレットの名前の意味

アニメではヴァイオレットはスミレの花が由来としています。

スミレの花言葉は、「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」です。

もちろんスミレの花言葉も素敵なのですが、原作では少佐が「神話に出てくる花の名の女神」を由来としています。

ちなみに。ギルベルトの家名であるブーゲンビリアも花の名前が由来となっています。

 

同じく名前のなかったベネディクトに名前をつけたホッジンズも「祝福」を意味する「旅の加護を司る神の名前」から「ベネディクト」と名付けています。「ブルー」はベネディクトの憲兵時代に自分の瞳の色からつけたものをそのまま使っています。

 

ギルベルトの「愛してる」の意味

 

アニメだけ見たときに、私はギルベルトの「愛してる」が保護者としての父性愛なのか、恋慕を表す愛の告白なのか。どちらの意味で言っているのかわかりませんでした。

シャヘル天文台での話でリオンがヴァイオレットよりも先に察したように、ヴァイオレットがギルベルトを保護者としてではなく、異性として意識しているのはわかりました。では、ギルベルトは?

生きていて、仮に生存したときに「娘のように思っていた」などど言われる展開が待っているのでは?と考えてモヤモヤしていたのですが…

原作では。ギルベルトの心がもっとわかりやすく描写されていました。

 

ギルベルトは、それまで「ブーゲンビリアの家を存続するためだけの道具(もしくは装置)」でした。家の習わしに従い、知人は全て使える駒で、他人と距離を置く。そんな彼が、ヴァイオレットと出会ってから変わりました。

ヴァイオレットを軍から引き離すために地位が必要だったために少佐から大佐に進級しました。家を存続させることしか考えていなかったブーゲンビリアの道具の男が、ヴァイオレットのために動き、人と心を通わすようになりました。

 

ヴァイオレットを娘のように思っているのは、どちらかというとホッジンズですね。カトレアやベネディクトたちも自分の子供のように可愛がっている感じがしました。

 

ギルベルトは生存しているのか

 

気になる「ギルベルトの生存」について。先に、原作でのネタバレを言います。原作では、ギルベルトは生きています

 

アニメの最終話でもあった大陸横断蒸気機関車の乗っ取り事件を話します。アニメではギルベルトの兄ディートフリートがヴァイオレットを助けましたが、原作ではあのシーンではギルベルトが助けていました。そこで二人は再会します。

しかし、アニメではオリジナル要素が強く、ギルベルトの生死がはっきりしていません。ホッジンズは「戻ってこない」と言いますが、原作には登場しなかったギルベルトの母親や、ブーゲンビリア邸の使用人がアニメでは出てきて「ギルベルトの死」を信じている描写がされています。

原作で少佐が生きているからと言って、アニメでは同じように生き返らせてくれるのか?

ギルベルトの死をもって「ヴァイオレットの成長」を表現するのではないか。そう考えることもできます。

 

なので、ここからは「アニメでギルベルトが生存している可能性が強い」と思うことを紹介していきます。

もちろん、制作するのは京都アニメーションさんなので、私の予想が外れてしまうこともありますが…まあ、生存しているでしょう。

 

Q. アニメでは「ギルベルトの死」の描写が強いので死んでいるのでは?

A,本当に!これは!思いました!!アニメでは使用人やら母親やら出てきて「ギルはもう…」みたいなこと言うじゃないですか!ホッジンズが「あいつはもう戻ってこない」って発言の時は「ヴァイオレットの元には姿を現せない」みたいなニュアンスだと思っていたのに、もーーーーー!!みたいな。

これについては、「ギルベルトが生存している」と思うことを3点取り上げます。

 

1. 公式設定資料集のギルベルトの傷について

私はヴァイオレット・エヴァーガーデンの公式設定資料集を買いました。あらゆる角度からキャラの顔を見たい!小物を見たい!と言う気持ちで。

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 公式設定集 – Amazon

そこには、もちろんキャラクターの細かい設定が書かれています。ヴァイオレットのいろんな顔の角度。衣装のあらゆるところまで。もちろんそれはヴァイオレットだけでなく、ギルベルトについても書かれていました。

公式設定資料集のなかに「インテンス最終決戦の傷」って言う項目があります。そこは二人のどこに傷があるのか。どこを負傷しているのか細かく書かれています。そのギルベルトについて以下のように書かれています。

 

右腕がありません

髪の毛 目のキズを隠したいのですけません

 

アニメでギルベルトが重傷を負っているのはわかります。右目を撃たれたのも。しかし、右腕が負傷しているのはいつでしょうか。アニメで直接的な描写はあったかな?しかも「傷」と言うのが気になりました。

原作では、ギルベルトは右腕をなくして義手となり、右目は傷を隠すために眼帯をします。なので、再会時のために怪我を負った部分を設定しているのではないでしょうか。ここで本当に死んでいるのならば「右腕動きません」でもおかしくないし、「目を負傷しています」でも構わないでは…?

 

2. ギルベルトの兄ディートフリートの態度

 

ディートフリートはとても弟を大事に思っています。また、弟にブーゲンビリアの家を押し付けてしまったことに負い目を感じてもいます。原作では、ヴァイオレットはディートフリートとの会話からギルベルトの生存を確信します。

 

もし少佐が死んでいるなら、きっと、もうその時点で貴方は、私を、どうしたって殺しています

 

アニメ最終回でディートフリートとヴァイオレットが協力して敵を倒すシーンがあります。嫌っていたヴァイオレットを認める印象的なシーンですね。ディートフリートは、ヴァイオレットを「主人の命令しか聞けない犬」だと思っていたが、「主人を失っても(命令がなくても)立っていた」と認めています。

ヴァイオレットのことを殺すのではなく、言葉を投げかけたり、嫌な態度を取るのは「ギルベルトが生きており、ヴァイオレットのために何らかの苦労をしているため」ではないでしょうか。

弟がそこまでする価値のある娘だと思えなかったディートフリートが、アニメ最終回でようやく認めてくれたのだと、私は思いました。

 

3. ヴァイオレット・エヴァーガーデンのPV映像について

最後にもう一点。ヴァイオレット ・エヴァーガーデンのPVの動画で生存しているギルベルトが映像で出てきます。

 

 

ここですね。右目を怪我しているので確実に戦争後のギルベルトです。動画の内容は原作に沿っているのでアニメでは改変している部分もありますが、「アニメ化企画進行中」とうたっている公式の動画に、アニメでは生存しないギルベルトを出すでしょうか。

原作ファンはもちろんギルベルトが生存している未来しか考えていないので、それはないと思います。

 

Q. ギルベルトの母親が「死」をほのめかしていたのは?

 

引っかかるとすると、ヴァイオレットを認めたディートフリートが、母親に会わせた意味は何だったのか。

「あの子はもう…」「心の中で生きている」と母親が発言しています。別れ際にディートフリートは「あいつの分まで生きて、生きて生きて、そして死ね」と言います。そこまでして「ギルベルトの死」を偽装する必要はあるのか。そこに限ります。

生きているのなら「母親にさえ会えない状況のギルベルト」は一体どのような状態なのか。右目・右腕を負傷しているので、その怪我が思ったより酷いのか。動けない状況で、ベッドで眠っている(もしくはリハビリをしている)?

 

原作では、ヴァイオレットを引き取ったエヴァーガーデン家について気になる描写がります。

原作の外伝にある「ギルベルト・ブーゲンビリアとクラウディア・ホッジンズ」と言う話の中に以下の文章です。

 

あの蒸気機関車乗っ取り事件後、ギルベルトはホッジンズやエヴァーガーデン家に謝罪をし、姿を隠すことをやめてヴァイオレットとの交流を続けていた。

 

これは、ホッジンズと同じようにエヴァーガーデン家も「ヴァイオレットにはギルベルトは戻ってこない(生存していない)ことを信じ込ませる」のに一役買っていたのではないでしょうか。もしくは、そもそもエヴァーガーデン家も「ギルベルトは戦死した」と伝えられていたのかもしれません。

※アニメと違い、原作ではエヴァーガーデン家とヴァイオレットの仲は良好で、エヴァーガーデンの屋敷にヴァイオレットは住んでいます。

 

アニメではギルベルトの母親がヴァイオレットに「ギルベルトの死」をほのめかしますが、「ギルベルトは死んでいるとヴァイオレットに信じ込ませる」のを頼まれているのか、「ギルベルトは戦死した」と兄のディートフリートから伝えられているのではないか?と思います。

また、ギルベルトの母親は、「ギルベルトの生存」を知っているならば、「息子にとってこの娘がどういう存在なのか」「そもそもどういう娘なのか」を確かめようとしたのかもしれません。

「あなたのせいじゃない」とヴァイオレットの心を救っていたので、少なくとも母親はヴァイオレットのことを嫌っているようには見えませんでした。

なので、「今は明かせないけれどギルベルトは生きている」と母親が知っているのか、それともただ「戦死と聞いているけど信じているのか」の二択かな、と思います…。

 

Q. ギルベルトが生きているなら、いつ登場するのか。

 

A.2020年の劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンで登場するはず。これは、劇場版公式サイトに記載している監督の石立太一さんの言葉を根拠としています。

 

見て下さった方が満足していただける作品に。

そして、ヴァイオレットが幸せになれる物語に。

 

「ヴァイオレットが幸せになれる物語」なのにギルベルトが生存していないはずがありません。成長譚とするならばあり得ますが、ギルベルトの死を持って「ヴァイオレットが幸せになった」と感じることができるでしょうか。いやできないはず。

ギルベルトを死を持ってヴァイオレットの成長譚だと、ヴァイオレット・エヴァーガーデンと言うアニメは「悲しいけれど素敵な話だった」になります。そこから「ヴァイオレットの幸せ」に直接繋げるのは難しいのではないでしょうか。

もちろん、道具から人に変わり、世界が広がっていくヴァイオレットは昔に比べたら幸せと呼べるのかもしれませんが…。

しかし、ペンダントにすがっている状態では難しいのではないでしょうか。ヴァイオレット自身にとって、何が幸せなのかを考えると「ギルベルトが生きている」と言うのは外せないはずです。

なので、劇場版でヴァイオレットとギルベルトは再会すると思っています。

 

劇場版の内容予想

 

劇場版はどのような話になるのか。

原作関係なしのアニメオリジナルだと予想もできないのですが…少しでも原作を汲み取るのだと考えると、多少の予想ができます。

まず、ギルベルトが生きているのは大前提ですので、「いかにしてギルベルトとヴァイオレットを再会させるか」になります。

原作では大陸横断蒸気機関車の事件でヴァイオレットの窮地を救うために、今まで死を偽装していたギルベルトが彼女を救うために姿を現しました。しかし、その蒸気機関車の事件はアニメですでに収束しています。

では、さらなる事件が必要になります。

ここで、アニメオリジナルとして新たに脚本を作るのかもしれませんが…原作の要素を取り入れるのならば。ヴァイオレット・エヴァーガーデンの原作小説の上巻に「囚人と自動手記人形」という話があります。

 

ヴァイオレットはアルタイル刑務所に収監されている重犯罪人エドワード・ジョーンズの代筆を行うために訪れます。暴行・強姦・殺人・放火を行ってきた男で、死刑が確定しています。死刑囚は死刑が執行される前に一つ願いを叶えてくれるので、その願いとして代筆をヴァイオレットに依頼をしました。

 

無事に依頼は終了したのですが…このエドワード・ジョーンズ。死刑されたはずなのに脱獄してしまうんですよね。原作下巻にもちらっと出てきます。ヴァイオレットに異常な執着を見せているのですが、原作ではまだヴァイオレットと再会していません。

そこで、劇場版ではそのエドワードが登場し、色々と引っ掻き回してくれるのではないかと思っています。原作では書かれなかった「エドワード・ジョーンズの結末」も見れるのでは?と思っています。

劇場版は2020年1月。とても楽しみですね。ムビチケの前売り特典でB2のポスターが付いてきますが、内容がとっても素敵ですので私は迷わず購入しました。

 

まとめ

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見たのは、実はつい数日前です。

2018年1月からテレビアニメが始まっていたのは知っていたのですが、予告を見て「ロボットの少女(AIのようなもの)が手紙を代筆するうちに心を覚えていく感動ストーリー」だと思っていました。

実際には少し違って、「ロボット」ではなく、「人形のような心のない少女」でしたが、「自動手記人形」と言う言葉がさらにロボットだと思い込んでいました。

恋愛要素も皆無だと思っていたので、Twitterで前売りのポスターを見たときは「えっ⁉︎このアニメって恋愛要素あるの??????」とびっくりして、ポスターの絵柄に惹かれてアニメの視聴を開始しました。

1日でアニメ全話を見終えて、そのまま京アニオンラインショップで原作小説を注文し、その後ムービックスで前売りを購入して無事にポスターをゲットしました。

どの話も好きなのですが、毎話毎話泣いてしまって、アニメを見終えた次の日は瞼がはれて大変でした。個人的に好きな話は、シャルロッテ王女の公開恋文を代筆する5話と、娘を失った悲しみから立ち直れないオスカーの7話が好きでした。

 

 

劇場版がどのような内容になるのか、どのような結末を迎えるのか今からとても楽しみです。2019年9月6日から2週間限定で「永遠と自動手記人形」が公開されますのでこちらも楽しみです。

 

 

原作小説もぜひ外伝2巻など出てくれたらなー!と待機しています。円盤も揃えて戸棚に飾る予定ですので、集めながら来年の劇場版に備えていきたいと思います。

どうか、ヴァイオレットとギルベルトの幸せな物語でありますように。

 

 

  ▼ブログランキング参加してます!